サマータイムが始まり、一時間早まったこともあり日が暮れるのが一気に遅くなったような感じです。
日本ではオリンピックを前にサマータイム導入が検討されてきましたが、ここにきて欧州全体でサマータイム辞めようという結論に達し始めました。時間切り替えが体調不良の原因にもなりますし、私も4月1日は体内時計調整が上手にいかずに寝たり起きたりでした。
さて本日はオランダブログで検索されやすいキーワード、「オランダ移住」「オランダ起業」のお話をしたいと思います。
ここ数年、いろいろなメディアでも取り上げられてきたオランダ移住。海外移住がどんどん難しくなっていく世の中の動きとは別に、オランダは
日本国籍保有者に対して起業をすることで滞在ビザを発給しています。Wikipediaでも説明されています。
日蘭通商航海条約 - Wikipedia
この日蘭通商航海条約は大正2年に日本ーオランダ間で結ばれた条約ですが、現在までこの条約は存在はしてたものの、ほとんど誰も知らなかったのです。
それをステファン・ルーロフ弁護士が掘り起こしてきた訳なんですが、記念すべき一人目が実は私の元同僚であったことから、誰もこのビザの存在を知らなかったころから、裏話は聞いていました。
元同僚はガイドさんとして活躍していましたが、ステファン弁護士が担当するまで、日本人が起業でオランダに合法滞在するという状態になるのは、本当に本当に本当に難しいことでありました。移民局に起業にて滞在する方法は書いてはありましたが、条件ハードルが高すぎて、起業をしても移民局が認めなかったのです。移民局から退去命令が出て帰国に追い込まれるケースが普通だったのです。
最近、オランダ起業=簡単、という触れ込みが多く、私が違和感を覚えるのが、この起業ビザ1人目が生まれるまでにどれだけの苦労があったかということを皆ご存知ないこということです。
元同僚は、銅像つくっていいくらいの貢献を果たしました。
オランダに来たいんです!オランダが好きなんです!だからここに住みたいんです、と私も何度も、いろいろな人に相談をされました。
その度に、弁護士を紹介したりしましたが、全員が移住に成功したわけではありません。
オランダが好きと口に出すが、実は日本から逃げたかった、行先は日本以外だったらどこでもよかった、このタイプの人は上手く生きにくいと
思います。どこにいっても宙ぶらりんになります。
オランダのことをよく知らなくても海外移住してみたい、という方は現実逃避型の人よりもずいぶんと話しやすいのが事実。
海外移住してみたい→オランダがある→よし、オランダを調べてみよう→合うか合わないか下調べ十分やってみる
その結果、移住に挑戦したいという方のほうがオランダ生活は成功しやすいと個人的に思っています。
私も11年以上の会社員勤めを経て、宿屋&ヒーリングルームを開業しましたが、正直に言って簡単ではありません。
オランダ語がある程度できるということで、税務署や移民局、すこし難しい書類やオランダの一般常識はわかるほうですので
言葉を勉強したことにより、得た情報というのは大きかったです。
言葉ができなくてもオランダ移住チャレンジされる方も少なくないようですが、気をつける点として、人が言った事が本当かウソかわからないことを信じてしまう、また日本人同士の噂話を信じてしまって、事実がまったくわからなくなるという、オランダにいながら頭の中がオランダに居ない人が実は少なくないことに正直驚いています。
さて、次はオランダで正式に宿屋すること、セラピストの保険の条件など書いていきたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました。
Shoko
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日本人オーナーがオランダで営む築110年の宿とヒーリングサロン
デンハーグ市正式認可の宿
Tree of Light Holland
Den Haag, Nederland
オランダのB&Bです。 - オランダで小さな宿とフラワーエッセンス&ヒーリングサロン始めました。
米国代替医療協会ホリステックヘルスコーチ
チャリスウェルフラワーエッセンスプラクティショナー
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