一泊二日でリンブルグ州へと出かけてきました。森の中に住む友人宅に泊まり(あちらも宿屋)、野草を摘んでお料理した日。
翌日の土曜日は、マーストリヒト市近郊の村にあるカソリック教会でドイツの薬草学の母、ヒルデガルド・ファン・ヴィンゲンに関する講演会や音楽会が開かれるとのことで、行ってきました。
日本でも最近では関心を持った方が多いヒルデガルド、オランダ語(それも南部オランダ語とベルギー人含む)でわたしにはとても難しいことでしたが、先生にお誘いいただき楽しく参加ができたことはありがたかったです。
昨日から体調も良く、どうしてかなーと考えてみました。
そしてこの週末に起きた、目の前でみた光景を思い出しました。合点がいくことがあり、目が覚めた気持ちになりました。
ひどい便秘のまま、一泊の旅行にでました。
ヘルスコーチやら、いろいろと自然療法の勉強もしました、資格もあります、ホメオパスにも通ってます。それでも時折、ひどい便秘に悩まされます。今がまさにその状態でした。
友人宅はザ・自然。鶏が走り、野草が茂り、春の花が咲き、家の中はあたたかーいストーブ。好み100%なんだけど気が乗らない、なんせ体が重たい重たい😨 事情を話すと、すぐにお通じに効きそうな種を出してきたり、梅番茶作ってくれるし、野草の天ぷらやスープでおなかが一杯。
ストーブの上には石が載っていて、最高のホットストーンセラピー状態。お腹や背中を温めたり。すると、夕食後に、急にお手洗いに行きたくなりました。良い結果でした。わー、体が緩んだのかなー。便秘薬も飲まずに、腸が少し痛くなって自然なタイミングがきたことに驚きました。
クリスタルや家の近くにあった?古代からの石をストーブの上で温め家で極上セラピーです。
お食事かなー、ホットストーンかなー、便秘薬飲まなくても解決されたよーってウキウキしていたのですが、翌日、ヒルデガルドの講習の際に
気が付いたことがありました。
友人夫婦の魂レベルの高さに、私のエネルギーが乗った結果だった。
私が森の家にお邪魔した午後、別のお客様もいらっしゃいました。泊り客ではなく、彼らの昔からの友人が死後、遺した子とその子の祖父母です。個人的なことですので、詳しいことは書けませんが、目に見えない精神的虐待を長年受け続け、心も体もボロボロの子が私の目の前にいました。挨拶として握手をした時、彼の手はとても湿っており、見た目も肌疾患があるのか、と思うほどでした。
家庭事情をきき、その子が常に緊張状態で家庭内にいること、逃げ場がないこと、義理母からの虐待に耐え続け、自分から声をあげる方法もわからなくなってしまっているその子にジュースやケーキを勧め、話をする彼らを見ながら、わたしはすこしウトウトと眠ってしまったのですが、目が覚めると、彼らは帰る時間となっていました。外まで送って家に入ると、お手洗いが汚れていることに気が付きました。
少年がトイレ使用の際に汚してしまっていたようです。
二人は怒ることも、文句をいうこともなく、静かに掃除を始めました。常に緊張状態の子が注意散漫になるのを理解できており受け入れ、掃除をする姿に触れ、わたしの中の何かが動いた気がします。すごいな、なにがすごいかわからないけど、とにかく人間性が素晴らしいし、その人たちのお家に寝泊まりできることって実はすごいことではないかと思ったのです。
彼らの魂レベルの高さに私の体が反応したともいえます。体が緩んだのもそれが理由でしょう。
ヒーラーやシャーマンって誰のこと?
人の優しさや愛が溶かすものは無限大なのかもしれない。昨日、虐待を受けている子のおばあちゃまが現状打破には愛といっていたそうです。愛で打ち勝つと。祖父母も助けることができないほど巧妙な手口で外からの介入ができないように苛め抜く義理母に向けて、愛という祖母。
勝つってなんだろう、愛ってなんだろう。神に祈って叶わない時はどうするんだろう。絶望して当たり前の人生に対して神は何をしてくれると
いうのだろうか、と、教会の中でずっと思っていました。ヒルデガルド学は三位一体の説明をよく受けますので、余計に雑念も入りました。
神が助けてくれない時は友達が助ける。友達と神の違いはないんだ・・ってこと。
以前、オランダのドルトレヒトにスピリチュアルカフェというのがありまして、そこでシャーマン通訳している男性のお話会があったことを思い出しました。この人は実兄がシャーマンで欧州での活動の時に通訳で同行してまわっているらしいのですが、ヒーラーとシャーマンの違いを語っていました。
ヒーラーは誰でもなれます。もしあなたの前に困っている人がいて、その人にあなたが持っている食べ物を渡すことができればそれは立派な
癒しです、ヒーリングとはそういうことです。とおっしゃいました。
シャーマンに関しては、やはり謎めいていて凡人とはかなり違うようですし、動物や自然界の話になりますから私には理解が難しいところですが、ヒーラーの分類には納得するものがありました。
そして、私がこの週末に癒された理由は、もちろんヒルデガルド学が楽しかったこともありますが、友人の高い魂に触れたことでした。
彼らは立派はヒーラーなのです。困った人に手を差し伸べ、家に招き入れ、美味しい食べ物を出し、話をきく。
少なくとも私は大きな癒しを受けました。
ヒーラーとはエネルギーワークができる人だけのことを言うのではありません。
もし、あなたが目の前に困っている人がいて、すこしでも助けることができれば、立派なヒーラーと言えます。
もしこのタイプのヒーラーが増えれば、この世の中はぜったいに改善されます。
そして、最近、私の変化は、遠くに宝を探しにいかなくなりました。近場の輝くものに目がいくようになったのです。それは放浪し続けて疲れているのに止まることを知らなかった人間が足を止めることができた、とも言えます。それは身近にたくさんヒーラーがいることを体験したからだと思っています。
今日もお読みいただきありがとうございます。
Shoko
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日本人オーナーがオランダで営む築110年の宿とヒーリングサロン
デンハーグ市正式認可の宿
Tree of Light Holland
Den Haag, Nederland
オランダのB&Bです。 - オランダで小さな宿とフラワーエッセンス&ヒーリングサロン始めました。
米国代替医療協会ホリステックヘルスコーチ
チャリスウェルフラワーエッセンスプラクティショナー
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